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生きてく

乙女について


こんばんあいこ。中村です。


先日図書館で借りた「乙女のトリビア」読了致しました。


乙女のトリビア (祥伝社黄金文庫)

乙女のトリビア (祥伝社黄金文庫)


内容は私が昔から大好きなロリィタブランドのルーツや原宿が今の街並みになるまでの経緯、香水の"パルファム"と"コロン"の違いなど本当に広範囲にエトセトラエトセトラ。

未だに貧乏人の私には手を出すのが難しい、それでも小さな頃からメゾンのサイトをチェックしていたMILKやJane Marpleの歴史を紐解いていく中で、私はお洋服が好きだなあと心から感じました。例え買えなくても、見ているだけで幸せになれる。


私が初めて原宿へ足を運んだのは8年ほど前。今と街並みはそれほど変わらず、クレープを片手に竹下通りを歩いたり、当時大ハマりしていたmetamorphoseやBABYのお店目当てにラフォーレに行ったりしていました。

それも、往復電車賃4000円をかけて。

当時月のお小遣いが6000円ほどだった(うろ覚え)のですが、まあろくに何も買えません。それでも満足でした。


そんな当時を思い返しながら読んでいて、8年くらいじゃあ根本的な趣味は変わらないなあと思いました。環境はだいぶ変わったはずなんだけども。


着るお洋服の趣味が変わっても、本当に好きなものは変わらなかったりするんじゃないかなあ。流石にティーンじゃなくなった今BABYを着るには勇気が足りないけれど、大きなドールを買って好きなお洋服を着せてあげたいという願望はあります。


三年前アルバイトしていたお店のお客さんで、自分が可愛がっているドールの写真をたくさん見せてくれたおじさんがいました。おじさん本人はペラペラのお洋服を着て、清潔感もあまりなかった記憶(ごめんなさい)。周りの人はそれを気持ち悪いと言っていたけれど、私はとても素敵だなあと思った。だってどうあがいても自分じゃ着れないじゃん。それだったら可愛い可愛いお人形さんに着せてあげたい。おじさんはとても自慢げだったし、写真のお人形さんは一種類だけじゃなくて、そこそこ値の張りそうなお洋服を何着も着せてもらってた。

そんな人形への愛を語ると死ぬほど長くなるので、今日はここまで。